Exhibition展示案内

展示のスケジュール

朝 ぼ ら け の 日 々

2025.10.15Wed - 10.23Thu

笠井 宏

2019年12月、中国武漢であの忌わしいコロナが発生して、外出もままならぬようになりました。
写真撮影にも影響が及び、あたりまえに出歩くことさえが困難な状況になりました。

それまで5年間お台場に通い日々撮影をしていた「今朝のお台場から」も断念せざるを得なくなり、 何としても撮影がしたいその一念で、あれこれ模索した結果、自宅高層マンション23階、猫の額ほどのベランダから夜明けの都心の景色を撮り始める生活が日々の日課として始まりました。そして今年で5年目となります。

それ以来、皆様のアドバイスや温かいご支援をいただきながら、15万枚ほど撮影し続けております。
自称ベランダのディレッタント(好事家)でございますので、この機会にぜひ集大成の一部をご高覧覧頂ければ幸甚に存じます。

ア ロ エ と 窓 辺

2025.11.05Wed - 11.13Thu

藤林 彩名

20代前半の頃、初めて東南アジア諸国を旅した。
それまで日本国内でさえほとんど一人旅をしたことがなかった私にとって、それは大きな出来事だった。見知らぬ土地の色鮮やかな光景や、騒がしい音、独特の匂い、すべてが新鮮で心が揺さぶられる日々だった。きっと、あの頃ほど強く世界を感じることはもうないのかもしれない。

旅の楽しさを知ってからは、日本各地をできるだけ多く訪れようと決めた。それからというもの、少しでも多くの光景に出会いたくて、ただただひたすら歩き回った。海や山などの自然、その土地の名所と呼ばれる場所にもとりあえず足を運んできた。それでも結局、最後には人々の暮らす家々が集まるところに引き寄せられる。

東京で忙しない日々を過ごす私とは対照的に、見慣れない家並みや路地の風景にはたしかな温かさがあった。そこは私にとって、いつも新鮮で見慣れない光景の連続だった。

今日もそのささやかな温度が心地よい。あの日からずっと、旅はかたちを変えながら続いている。

心 の ま ま に

2025.11.19Wed - 11.27Thu

PHOTOSHOP HAZUI グループ展

私たちは、フイルムが好き。そして、フイルムで過ごす時間が好き。
だからこそ、今回のテーマは「フイルム写真展」がふさわしいと感じました。

写真好きが集まる店の仲間だからこそ、好きな作品を一枚飾ってほしい。そんな想いが自然と浮かびました。
原点に立ち返ってフイルムを振り返る人、今まさにフイルムを楽しんでいる人。
どんな時代にも、フイルムってやっぱり素敵だなと思っていただけたら幸いです。
ご来場くださった皆様の心にも、思い出の一コマが見つかりますように。

未 完- Third Chapter -

2025.12.17Wed - 12.25Thu

正宗 浩

都市間を結ぶ幹線、そして地方都市を結ぶローカル線
そのどちらにも投入され、日本中数多くの場所へひとを運ぶBoeing767
 
幼少期から見続けたその機体は原風景の一部
そんな機体の心躍らされる瞬間を陸・海・空、あらゆる場所まで追い求めた
 
さて、次はどんなシーンで魅せられるのか
そんな期待を胸に、また今日も飛んで行った
 
その記録の一部をご一緒に