Exhibition展示案内
展示のスケジュール
山 の む こ う
2025.06.18Wed - 06.26Thu
佐藤 啓太
太古の人々が見た景色を、現代の我々も見ることは出来るのか。
時間を越える景色を求めた写真家たちは、海の水平線という原始的な直線や、
人の営みとは関係なく循環する森、そのような景色を撮影するに至った。
古代から神仏の感得を求めて山を歩いた人々は山中に何を見たのだろう?
山は恵みの地であると同時に神霊の住処であり魑魅魍魎が彷徨う他界であった。
中世に成立した修験道では山を曼荼羅そのものとし、行法の成就には大自然と自己が二つで一つになる感覚を得ることが重要とされた。
山のものでありながら山のむこうを幻視させるもの。
ありふれた、何気ない景色の中に大きな力や崇高さを伴う顕れを見出すこと。
登山を続ける中で私は、遥か昔の人々が神仏を感得するに至った景色とはそういうものではないかと考えるようになった。
山のむこう、景色に潜む崇高さとの邂逅を繰り返すことが、大自然と自己が二つで一つとなるための道であり、山中において神仏の感得を求めた人々と同じものを見る事にも繋がってゆくのではないか?
そう考えて私は山を登り続けている。
P L A Y L I S T Vol.1
2025.07.23Wed - 07.31Thu
ようこそ、P L A Y L I S T へ
本展は、日本を拠点に活動する新進気鋭の写真家たちによる、独自の視点が集まったグループ写真展です。
まるでその時々の気分や思い出のために作られたプレイリストのように、ここに展示された作品はそれぞれが異なる表現を持ちながらも思いがけない形で調和しています。
P L A Y L I S Tでは、フランチェスコ・リバッスィ、きりまれ、金本 凜太朗、江守 勇人(151画)、根本 佳代子、Hiroshi Yoshidaの作品が紹介されています。
ドキュメンタリーの断片、詩的な静けさ、生の瞬間、そして静かな観察を通して、これらの作品は一つのリズムを生み出します。
視点やスタイル、感情が変化しながらも共通する好奇心と新しい創造の力で結びついています。
株式会社 アフロとのコラボレーションにより、CO-CO PHOTO SALONにて開催されるこの展覧会は、見る者にそれぞれのリズムを見つけ、感じる瞬間を提供することを目指しています。
展示されているすべての作品は、アフロギャラリーのウェブサイトでファインアートプリントとして購入可能です。詳細はこちらをご覧ください。
https://gallery.afloimages.com