Exhibition展示案内

展示案内

越南(ベトナム)

2022.11.16Wed - 11.24Thu

大村 英明

ベトナムの日常は昔の日本の昭和を思い起こします。
エネルギッシュで発展し続ける所などそっくりです。
今回は日常生活の一部を捉えた写真で構成してみました。
ベトナムの街を歩くのはとっても疲れる。それは、日本のように歩くことができないから。
人々の目線、自転車、バイク、車の群れ。歩道の上に直接氷を置いて割る少年。屋台の料理を食べるおじさん。
ロータリーに座って絡み合う恋人達。どんどん体は熱くなり、じっとりと汗が滲んでくる。街はうねりながらわたしを包んでいく。
ホーチミンシティの信号はあくまでも目安。そのうえ、信号がきちんと稼働していないこともある。
でも、動じずにゆっくりゆっくり歩く。そうすると自転車、バイク、車の群れは自分を避けて横切っていく。
ベトナムの朝は早い。朝五時にはもう人々は活動を開始している。
昼間は暑くてとても仕事にならないという事情もあるが、とにかく早朝から人々がエネルギッシュに動 き回っている。
マーケットや商店をのぞくとほとんど女性の姿ばかりが目につく。
長い長い戦争の歴史の裏で、ベトナムの女性たちは常に田畑を守り、子供を育て生活の一切を担ってきたのだろう。
この伝統の故か、ベトナムの女性は実に辛抱強くよく働く。道ばたでも自分で作った野菜や果物、日用品など何でも並べて堂々と売っ ている。独立自営の精神だろう。
ハノイ市内でも天秤棒にたくさんの商品(農産物など)を下げて道路を横断したり、数十キロもありそうな荷物を自転車の後ろ両脇のカゴに乗せて運んでいる女性の姿を見ることは珍しくない。

展示詳細

会期
2022年11月16日(水) ~ 11月24日(木)
11:00 - 18:30 日曜日定休 (最終日 17:00閉場)
※社会情勢により時間や期間を変更する場合があります。

大村 英明Hideaki Omura

1956年 東京生まれ

東京写真大学短期学部(現 工芸大学) 卒業

2020年 12月 川越にCLOUD GALLERYをオープン