Exhibition展示案内

展示案内

彼 女 の 小 宇 宙- her microcosm -

2024.12.11Wed - 12.19Thu

白井 里実

親の世界と子供の世界にどんな接点があるだろうか。

子供ができてから、私の世界の中に新しい存在が現れました。小さな丸のようだったそれは、時間と共に少しずつ大きくなり、中に別の世界ができているようです。その住人は成長と共に自我を持ち、せっせと彼女の世界を作っています。

生まれて初めて目にする物、周りの大人や子供たち、植物や動物、絵本やアニメのキャラクターなど、最初はこれらが無秩序に転がり広がっていたであろう彼女の世界。描く絵や粘土の形に現れ、言葉や行動などは年齢ごとに変化しています。

記録のように目の前の存在をただ撮ってきた写真は、その変化が見えると同時に、複雑な味のするお菓子を食べたような感覚を運んできます。

折り紙や工作を一緒にやってきた子供と、写真制作をいつかやってみようと思っていた。今回は少し大きくなった彼女が作ったものや、撮って選んだ写真も交えて制作しています。

この展示で、想像・日常生活・平面・立体物・時間などが交差するイメージ空間を表現できたらと思います。

展示詳細

会期
2024年12月11日(水) ~ 12月19日(木)
11:00 - 18:30 日曜日定休 (最終日 17:00閉場)
※社会情勢により時間や期間を変更する場合があります。
※スペースの関係上、お祝花はお断りさせていただいております。

白井 里実Satomi Shirai

東京都出身。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業しフリーランス・フォトグラファーとして活動後、2004年にニューヨークに渡る。2006年に文化庁芸術家海外研修制度を受ける。インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィのフルタイム1年プログラムを2007年に修了、ニューヨーク市立ハンターカレッジ大学院美術学部修士課程を2010年に修了しMFAを取得。東京都写真美術館、ナショナルポートレート・ギャラリー(ロンドン)やスミソニアン・ナショナル・ポートレート・ギャラリー(ワシントンDC)など国内外の美術館やギャラリーの展覧会に参加。東京都写真美術館と清里写真美術館(K’MoPA)に作品収蔵されている。2016年に帰国。2019年より千葉県に自分のスタジオとプリントラボOn-Siteを作って活動。

【個展】

2021   オン-サイト、我孫子・千葉:「#home」

2015   センター・フォー・リメンバリング・アンド・シェアリング/ CRS (Center for Remembering and Sharing )、ニューヨーク:「Home and Home」

2012   ヘイナー・コンテンポラリー/Heiner Contemporary、ワシントンDC:「Home and Home」

2011   ミケーコ・ギャラリー /Micheko Galerie 、ミュンヘン:「Home From Home」

2010   モータス・フォート・ギャラリー/Motus Fort 、東京:「Making Believe」

2010   トパーズ・アート/TOPAZ ARTS 、ニューヨーク:「Home and Home」

2003   ガーディアン・ガーデン、東京:「The Second Stage at GG#5 白井里実写真展」

1996   コニカギャラリー、東京:「コニカ新しい写真家登場展」

【グループ展】(抜粋)

2023    カウフビーレン美術館/ Kunsthaus Kaufbeuren, カウフビーレン、ドイツ; “日本 NIPPON MANIA マニア - Contemporary art from Japan”

2018   上野ステーションギャラリー:Break展「Another Lens: 新たな視点」(二人展)

2016   ブレダフォト・インターナショナル・フォト・フェスティバル、ブレダ、オランダ:「BredaPhoto International Photo Festival」

2015   エルガ・ウィマー・ギャラリー、ニューヨーク:「60 American Artist」

2014   ジョージタウン大学、ワシントンD.C:「Asiafest 2014」

2013   インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィ エデュケーショ ン・ギャラリー、 ニューヨーク:「Transition – ICPスタッフ展」

2013   コロンビア大学、ニューヨーク: 「Asian Pacific American Heritage Month 2013」

2013   ジャパニーズ・アメリカン国立美術館、ロス・アンジェルス: 「Portraiture Now: Asian American Portraits of Encounter」

2012-13 アジア・ソサエティ、ヒューストン:「Portraiture Now: Asian American Portraits of Encounter」

2011   レスリー・ヘラー ワークスペース、ニューヨーク:「Don’t Fence Me In...Or Out」

2011-12 スミソニアン・ナショナル・ポートレート・ギャラリー、ワシントンDC:「Portraiture  Now: Asian American Portraits of Encounter」

2011    ミヤコ・ヨシナガ ・アート・プロスペ クト、ニューヨーク:「Interior」

2011    リコー・フォトギャラリー・リングキューブ、東京:「Overseas 2011 –世界を選んだ写真 家たち」

2010    ハンター・カレッジ・タイムズスクエア・ギャラリー、ニューヨーク:「ハンター・カ レッジ大学院MFA修士課程修了展」

2010    東京都写真美術館、東京:「新進作家展 vol.9 ニュー・スナップショット」

2010    韓国大使館 KORUS HOUSE、ワシントンDC:「Desirable Fairy Tale」

2009-10  スミソニアン・ナショナル・ポートレート・ ギャラリー、ワシントンDC:「Outwin Boocheverポートレート・コンペティション展」

2009    アーリントン・アート・センター、バージニア州:「Public / Private」

2008    ナショナル・ポートレート・ギャラリー、ロンドン:「Taylor Wessingポートレート写真作品展’08」

2007    インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィ エデュケーション・ギャラリー、 ニューヨーク:「フルタイム・プログラム修了展」

2003    ガーディアン・ガーデン、東京:『ひとつぼ展』20回記念 ガーディアン・ガーデン10年の軌跡」

2001    ギャラリーSPEAK FOR、代官山・東京:「Tokyo Youth」 

2000    ミツムラ・アート・プラザ、東京:「11+1」武蔵野美術大学映像学科10周年記念展 

1999    水戸芸術館現代美術センター、茨城:「新世代の写真表現 プライベート・ルーム2」 

1998    秋吉台国際芸術村、山口:「アーティスト・イン・レジデンス成果展『インサイド アウト』」

1998    新宿パークタワー・アトリウム、東京:「東京写真月間’98『カレイドスコープ – 90年代の女性写真家たち』」

1997    K’MoPA 清里フォトアート・ミュージアム、山梨:「ヤング・ポートフォリオ展」 

1995    ガーディアン・ガーデン、東京:「第6回写真3.3㎡展」