Exhibition展示案内
過去の展示
7 3 7九 嶺 の 憧 憬
2026.09.03Thu - 09.05Sat
K O S E I
「 7 3 7 」
九嶺の人は皆その意味を知っている
九嶺市の郵便番号
市のシンボルたる独立峰 灰ヶ峰の標高
幾度となく思い起こした3桁の数字
九嶺に生まれ、九嶺で育って生きてきた
漫然と日々を過ごした小中高
やりたいことは特になく気晴らしに散歩に耽る毎日
豪雨災害の復旧を待った大学時代
コロナで何もかもが「わや」になった就職活動
世の波に揉まれ挫折した社会人生活
夢を追い上京を決意したあの日
いつもそこには当たり前の九嶺の街があった
そして現在
離れたからこそ今なら分かる
故郷があるという意味
当たり前だけど当たり前ではない事
あの頃、漫然な目で見ていた故郷を今度はしっかりと見よう
僕は今年も九嶺に帰る
千 僕の知らない鎌倉Kamakura Revisited 5
2026.08.19Wed - 08.29Sat
栗田 尚
「千」という文字は、人が触れ得る最大を示しながら、それでもなお尽きぬことを願う思いのかたちでもあります。
鎌倉は、歴史や記憶、信仰や暮らしの痕跡が幾重にも重なり、千回も上書きされてきた土地です。私は、瞬間に差し込む光、失われたものが残した痕跡、名を持つ前の静かな影をひとつずつ見つめながら、大きな物語の背後に沈んだ、言葉にならない気配を写そうとしています。その本質は、無数の細部のなかに沈黙として宿っているのだと思います。
孵化
2026.07.15Wed - 07.23Thu
豊田 慶記
写真とは ”ありのままに記録するもの” というイメージがある。これを前提とするならば、この写真の世界がたしかに存在していたのかも知れない。
そのように想像力が孵化する瞬間を目の当たりにするのは楽しいものだ。
本展示は2021年10月(大阪展では12月)にFUJIFILM Imaging Plaza で開催された写真展『孵化』
の続編となります。FUJIFILM GFX50Rの電子シャッターを使用し、露光中にカメラ動かすことで
生じる”ローリング歪み”を表現として利用しています。
ローリング歪みとは、CMOSセンサー(デジタルカメラの、撮像センサーの種類のひとつ)で、
電子シャッターで撮影する場合、一度に全画面のデータをキャプチャするのではなく、画面を端
から順次走査(スキャン)していくのが一般的です。この仕組み上、走査の始端と終端でタイム
ラグがあり、これにより撮影対象が動く場合には歪んで記録されます。この現象を”ローリング歪
み”と呼びます。
L 35 I 50PHOTO EXIHIBITION
2026.07.01Wed - 07.09Thu
主催 : 大村 英明
本展では、Leicaのレンズを通して捉えた作品を展示しております。ライカレンズは、単なる光学性能にとどまらず、時代ごとに異なる描写や空気感を宿し、撮影者の感性と深く呼応する存在です。その一枚一枚には、レンズ固有の個性と、撮影者が見つめた瞬間の記憶が重なり合っています。
現代の高精細な描写とは異なり、ときに柔らかく、ときに揺らぎを含んだ表現は、見る人それぞれの心に異なる情景を呼び起こすことでしょう。本展が、写真の技術や機材を超えた「見ること」「感じること」の楽しさを改めて考える機会となれば幸いです。
【参加メンバー】
大村 英明 / 笠井 宏 / 近重 幸哉 / 栗田 尚 / 近藤 佳司 / 佐藤 啓治 / 夏井 瞬
佐々木 良 / 郡司 麻衣 / 中村 寿志 / 中村 健二
sonomi / tomo_1968 / Desire / mariko / motomi /よしとも / Rie.I / haru
L-sketch / hama_B / KOSEI / KAZUMI / MASA / TED.TETSUYA
そこの角を曲がったら・・・・
2026.06.17Wed - 06.25Thu
与儀 達二
いつも会うその人は、顔も姿もハッキリとはわからない
昨日・一ヶ月前・一年前・・・・
会うところはいつも違う場所なのに何故か私のいく場所で出会う
いつも朧げに見える光の少ない路地なのに
いつも同じ格好をしているように見える
しかし今日はわかる
頭には黒いソフト帽・角袖を羽織った和装だということが
明日はどの路地で会えるのだろうか会えないのだろうか
もし会う事ができたらその時には言ってみよう「 こんにちわ 」と
その「 こんにちわ 」を言う為に
明日も明後日も その人に会う為に
私はそこの路地へ曲がってみよう
「 そこの角を曲がったら・・・・ 」
花 火 師
2026.06.03Wed - 06.11Thu
福田 典嗣
2011年に発生した東日本大震災によって多くの方が亡くなった福島県南相馬市萱浜。
浜通りの小さな集落で、震災の年から追悼花火を打ち上げ続けているのが創業152年、須賀川市の糸井火工です。
手を合わせ、空を見上げる人々。光に照らされた瞳には涙が溢れていました。そして打ち上げ後に聞こえてきた「ありがとう」の言葉。それが花火師たちを知りたいと思ったきっかけでした。
花火を見てくれる人たちを想い、熟練の技で時間と手間をかけ、寒暑を問わず黙々と作業する。夜空に広がるあの美しい光と色を創り出すのは、人に寄り添う彼らの優しさなのだと思います。
普段あまり目にすることのない「花火師」たちの素顔を見ていただけたら、花火がこれまで以上に美しく見えるでしょう。そして、打上げた瞬間から消えはじめる花火に全てを捧げる彼らに心を寄せていただけたら幸いです。
One day- 君 と 過 ご し た 時 間 -
2026.04.15Wed - 04.23Thu
萩原 健一 / どいは
2018年、ポートレートを中心に写真を撮り始める。
しばらくして、ある人物の写真に強い衝撃を受けたことをきっかけに、フィルムでの撮影を始めた。
その後、ひとりの魅力的な女性と出会い、時間をかけて撮り続けたいと思うようになる。
以来、何年もの歳月をかけながら、現在もその被写体を撮り続けている。
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*今回の展示作品は全てPENTAX67(フィルム)で撮影された作品となります。
モデル そよんさん@soyeon_photomo
モデル 黒川 幸さん@Swallow15849653
ト キ ノ ア ワ イ( 具象と抽象の境界 )
2026.04.01Wed - 04.09Thu
平林 武彦
「写真から撮影者の作為を排除することはできないだろうか?」
知人の問いかけから始まった試みは、 走る電車の車窓から撮影するという手法にたどり着き、 今に至ります。
カメラが捉えた現実の断片に、 具象と抽象の境界に漂う、 微かなゆらぎを見出す瞬間があります。
※「あわい」: 曖昧でぼんやりとした境界を意味する古語
Dhuvam – 煙霧の地ネパール –
2026.03.18Wed - 03.26Thu
キセキ ミチコ
2025年1月私はネパールを旅していた。突然の渡航だったが気づけば、たったの10日間の滞在 だったにもかかわらず、たくさんの出会いとネパールの”小さな声”が私の中に溢れた。
ヒマラヤを抱く小さな国ネパールは、多民族・多宗教であり、カースト制もいまだに残る。周 辺国が植民地化されていく中で、ネパールは他国の支配を受けることなく独立を保ってきた。首都 カトマンズ、大気汚染が街の輪郭を曖昧にする一方で、皮肉なほど美しい光が朝の街を包み込んで いた。ヒンズー教最大の寺院・パシュパティナート。ここは火葬場でもあり、1日50人ほどが弔わ れる場所で、目の前で次々と焼かれていく遺体に、生と死、肉体と魂、目の前の現実、死を受け 入れ、乗り越えていくこと、あらゆる死生観が込み上げてきた。 誰もがそれぞれの選択をしながら、一生懸命生き、そして生まれ故郷を大事にしている。それ は、どこにいっても普遍のことだった。









