Exhibition展示案内

過去の展示

Reclimbing

2023.04.05Wed - 04.13Thu

井上 英祐

ある日、登山中に樹林帯を歩いている時に、陽の光が木の間から漏れて一本の枯れかけた木に当たっているのが目に入った。
それまでずっと樹林帯を歩くのは退屈だと思っていたが、その光景は神様か妖精が作り出したかの様に素晴らしかった。咄嗟にザックからカメラを取り出したが、露出を測って構えた時には既にその光はなくなってしまった。

それからと言うもの、私にとって登山する目的とは登頂するための物ではなくて、あの時の光景にまた出会いカメラに収めたいと言う目的でするようになった。それもより生々しく撮りたいと思い8×10カメラを担いで行くようになった。

房総ランド

2023.03.10Fri - 03.23Thu

岡嶋 和幸

「房総」とは、令制国の「安房国」「上総国」「下総国」を合わせた地域の呼称です。その半島の部分が房総半島で、千葉県の大部分を占めます。タイトルには土地、土壌、陸地、国土などを意味する「ランド」を付けました。これまでも「九十九里」や「海のほとり」など房総の海辺をモチーフに作品を発表してきましたが、今回は「風土」をテーマにモノクロで表現。オリジナルプリント20点を展示します。

「 F O R E S T 」

2023.02.22Wed - 03.02Thu

望月 久

私が安比高原を仕事で訪れたのが40年前。その時、偶然出会ったブナの巨木になぜか心惹かれ、安比高原の森の撮影が始まりました。
しかし、巨木はその20年後に一本の枝が、その数年後にはまた一本と落ち始め、数年前にはとうとう朽ち果ててしまいました。
その後も安比高原での撮影は続きますが、いつからか、「安比の森を撮っているのではなく、当時、朽ち果てつつあったブナの木を通じて、同じように歳を重ねてきた自分を見つめ、命あるものの儚さを表現できれば」と思い撮影をするようになりました。
八幡平の樹氷も、木々たちが雪を纏わないと厳しい冬を生き抜いていけない故の姿です。朽ち果てるものや、冬に姿を変え生き続けようとする生命
安比高原と八幡平の森を撮るということは、実は、「自分自身の生き様を撮っている」と強く感じ、これからも撮り続けて行きたいと思っています。


なお、今回展示する作品はアメリカバーモント州にあるピエゾグラフィー社(Piezography)のピエゾグラフィープロでプリントしています。このインクはグレーからブラックまで7色のインク+フラッシュで構成されたモノクロ専用インクです。

eye : hack 目を奪う写真世界

2023.02.08Wed - 02.16Thu

水口 謙二 / 岡本 浩孝

時間は戻らず、同じ光が射すことはないのです。
だから、僕らは、カメラを取り出し、ファインダを覗き、シャッターを切るのかもしれません。
おそらく。目で見たまま、ココロに響いたこと、脊柱が感じた信号までも、 再現したい、伝えたいと、撮影してきた写真を選んだもの。そのいくつかをここで。