Exhibition展示案内
過去の展示
新 僕の知らない鎌倉
2024.08.17Sat - 08.26Mon
栗田 尚
鎌倉が変わった...。
正確には、 私の目に映る、 心に感じられる鎌倉が変わった。
それは何十年ものあいだ離れていた幼なじみと再会し、 ゆっくりと時間をかけて語り合ううちに互いを隔てていた見えない溝が埋まっていくようなものだっただろうか。
少年期の記憶と積み重なった時間が生んだ、 かつて住んだ土地への‘人見知り’は
消えてその風景や空や風への愛着が日毎に深まるのを感じている。
記憶の中の過ぎし日の街から、今をともに生きる場所へと変わった鎌倉への私の想いがご覧いただく方に少しでも伝わってくれたらこの上なく嬉しい。
PENTAX 17展
2024.07.24Wed - 08.01Thu
PENTAX 17メンバー
PENTAX17展
PENTAXにとって久しぶりの、本当に久しぶりのフィルムカメラが誕生しました。
アナログ写真は時代を重ね、その歴史と共に今の時代のカルチャーとして新しい価値を創出しています。
なぜフィルム写真が愛されるのか、ことばでは語り尽くせないアナログの魅力を今回の写真展で多くの皆さまにお伝えできればと思います。
各ジャンルで活躍されている写真家の方々に作品を撮っていただきました。
フィルムならではの作品をぜひお楽しみください。
It’s Time for Film!
something in my sight
2024.06.19Wed - 06.27Thu
増田 智泰
私の写真は簡単にいえば「スナップ」で、偶然出会った風景や物を撮っているように見えるかもしれません。しかしそれには理由があるように思います。
今まで生きてきた中で見聞きした写真や絵画、彫刻、音楽。生活の中で知らず知らずのうちに影響を受けた何気ないもの。そのたくさんのイメージが頭や心や体で選別され、蓄積され、ある風景に出会ったときに自分の意識とは関係なく反応しているのではないか。
それは偶然ではなく必然のように感じます。
私が見ている何かは、
他の人が見ている何かなのかもしれません。
S O U T H W A R D
2024.06.05Wed - 06.13Thu
樋口 諒平
季節を通り越して たどり着いた先は南太平洋に 浮かぶトンガ王国
海と緑に囲まれたその地では
何にも縛られず みな生き生きと そしてゆっくり過ごしていた
暖かな風とともに微笑み返す街は 自由であるがままに生きていいということを私に教えてくれた
せわしない日々で見つけた私の園
南へ続く道に自分のあり方を見つけた
日本作例写真家協会写真展「JSPA2024」
2024.05.10Fri - 05.21Tue
日本作例写真家協会
そもそも「作例写真」とは何か。それはカメラ雑誌やウェブサイトのレビュー記事、カメラメー カーのカタログ、プロモーション、イベント、あるいはワークショップ、写真講座などにおいて参 考のために提示する「お手本の写真」のことを意味する。
本写真展は、クライアントの求める作例写真を制作する際に、なんらかの理由で見送られた作品 を提示することを目的としている。今後永久に世に出ることはない写真作品を掘り起こしてみよ うと考えたのである。これらの日の目を見ない写真作品には、撮影者自身の心の底にある熱い想 いは残ったままだ。作例写真であろうとなかろうと、本来は写真を区別して考えることはない。
写真メディアの中では、口絵とされる作品ページから比べると作例写真は低く見られがちだ。そ の区別は一体どこからくるのか。これは長年の疑問であった。ここに集う7人の写真家は自身の写 真作品を制作しつつも、要求があればあらゆる条件下で「作例写真」を撮影することができる、 プロの「作例写真家集団」なのだ。「作例」と「作品」のあり方をあらためて考えてみることで、 今後の写真制作に対する考え方を見つめ直し、かつ自らの糧とするため、本写真展は我々作例写 真家の意思の上で企画された。つまり、ここで発表された作品群はクライアントやアートディレ クター、編集者からの縛りから解放された「作例写真」なのである。
消えゆく日本の守護者「ライカと共に過ごした時間 」
2024.04.17Wed - 04.25Thu
Giovanni Piliarvu (ジョバンニ・ピリアルヴ)
日本の生活感あふれる地域を旅し、逞しい人々が超現代の侵食に堅く立ち向かっています。
Leica M10と共に過ごした一年以上の時間を経て、この写真展は、さまざまなツールを用いて長年探求してきたテーマへの一瞥を提供します。
それは、洗練された外観の迫り来る脅威に対して生き生きと抵抗し、生の持続的な美しさを明らかにする場所の不朽の精神を捉えています。