Exhibition展示案内

過去の展示

なじょも写真倶楽部写真展「 魚沼を駆け抜けたヨンマル 」

2023.11.29Wed - 12.07Thu

なじょも写真倶楽部

キハ40系気動車は旧国鉄時代の昭和50年代から令和までの間、長期にわたって只見線で運用された車両で、 沿線の四季折々美しく変化する景観にマッチし多くの市民や鉄道ファンから親しまれてきました。

只見線は、残雪と新緑、緑の絨毯や黄金色の海原、紅葉の破間川渓谷、水墨画のような雪景色など、美しい景観と一緒に望むことがでる絶景路線です。
このように、親しまれてきたキハ40も2020年7月11日雨の中、市民や大勢の鉄道ファンに見送られ満員で最終列車が大白川駅に向け小出駅を出発し運用が終わりました。
長年魚沼で走り続けたキハ40の四季折々沿線で見つけた「瞬間」を捉えた作品を展示いたします。

【 好 日 】

2023.11.15Wed - 11.23Thu

宮内 雅之

こうじつ【好日】
よい日。好ましい日。晴れて気持ちのよい日や平穏な日。
- 大辞泉より -

令和 2 年(2020 年)4 月 7 日に「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が発出された。「不要不急」「三密」「ステイホーム」という言葉がにわかに取り沙汰されるようになった。 平穏な日常からの、まさかの暗転に戸惑うばかりだった。

朝起きて「今日はいい気分だ」、「天気も良いぞ」などと自分本位の気ままな生活が 当たり前に出来ていた、そんな 2015 年から 2019 年にかけて撮影したスナップ写真を 展示いたします。

WHITE FLOWERS

2023.11.01Wed - 11.09Thu

荒川 弘之

芍薬の花が北向きの窓から差し込む蒼白のマジックアワーの光に照らされて淡いブルーに発光し佇んでいた。 その不思議な光景に心を奪われ、しばらく無我の境地にいるような幸福感に浸っていた。

白い花々の繊細でたおやかな奥ゆかしい美しさと、壊れやすい不均衡なはかなさを漆黒の陰翳の中に浮かび上がる様子を黄昏時のメッセージを受け取る刻限に、自然現象が私の感覚と一致したわずかな瞬間シャッターは静かに閉じられた。

『Echi [ エキ ] ~ 島の響き ~』

2023.10.18Wed - 10.26Thu

Giovanni Piliarvu (ジョバンニ・ピリアルヴ)

大陸のような島々がある。日本やイギリスのような。
そして、世界隅々にある島々。辺境で、孤立し、どこかで忘れ去られている。 人里離れているからこそ、発見する喜びがある。
グローバル化した世界とは異なる感触を持つ場所へと、窓を開いてくれる。 この展示会では、2 つの島々を選んだ。サルデーニャとアイルランド。
一見、正反対の場所に思えるが、真実は違う。 辺境の状況、孤独な形態、そして先祖の力の強い存在を共有している。 遠い昔の文明と自然の組み合わせ。

コミュニティクラブたまがわ「織作峰子の写真教室」作品展

2023.10.04Wed - 10.12Thu

コミュニティクラブたまがわ「織作峰子の写真教室」作品展

会員制クラブ、コミュニティクラブたまがわ「織作峰子の写真教室」の 生徒たちによる作品展です。写真家 織作峰子さんが講師となり、カメラの 基礎技術や構図の組み立て方などを指導されています。

講座日の約半分は外出実習に出かけて、実践的な撮影の技術を磨いています。
写真教室で学ばれた生徒の皆さんの力作を是非ご覧下さい。

【コミュニティクラブたまがわホームページ】  https://www.cctamagawa.co.jp/

物語は変わる

2023.09.13Wed - 09.21Thu

トナカイ(松本 慎一)

ひとはそれぞれの物語を生きています。
ときに悲しみを抱えたまま、それに飲み込まれない工夫を重ねながら。
私の工夫のひとつは写真を撮ることでした。
10代でカメラという道具を得たとき、私はこの星を撮る係としての物語をはじめました。撮るという行いは、そのひとがなにを選ぶ人間であるかを示しています。
なにを選ぶか、それはどう生きるかとほとんどおなじ意味です。

この展示では、中判フィルムカメラ・ローライフレックスで撮影した写真群にいくつかの詩を添えたものをご覧いただきます。

波 展 – 日本の波 –JAPAN Waves

2023.08.30Wed - 09.07Thu

夏井 瞬

強く、厳しく、美しい波。写真家としての姿勢を学ばせてくれる存在です。
波に揉まれながら目にした姿、感じたエネルギーを作品へと昇華させたい。
近年はポジティブな思考より、常に焦燥感に駆られてながら海に入り、作品制作と向き合ってきました。
ただ振り返ると純粋な”写真”としての作品表現から離れていたような気もします。

今回は写真家として再出発と銘打ち、自身初となる額装スタイルのシンプルな展示です。
日本各地で撮影してきた20点弱の新作と共に、波の多様な表情を楽しんで頂けたら嬉しいです。

君と出会って僕は父になる。

2023.08.17Thu - 08.25Fri

矢野 拓実

令和への変遷、新型コロナウイルス、価値観の多様化、社会そのものの変化…

世界が目まぐるしく変わってゆく中で、2020年に息子が生まれる。
家族、子育てのあり方、僕自身もまた変化していく。

その変化のあり方を残していくこと、子供の成長を残していくこと、この瞬間を残していくこと。
父親としての写真、カメラマンとして写真、写真家としての写真。

記録を残すという写真の原点に、今、もう一度立ち戻りたいと思う。

COASTAL BREAK

2023.07.12Wed - 07.20Thu

平山 孝一

ひとときの息抜きを求めて、海辺で過ごす休日。
そこで目にしたどこか懐かしくも輝き続ける様々なシーンを、 地元・神奈川県を中心にコレクションしました。 パームツリーや煌めく海、海辺の町やリゾート地に自然が融合するノスタルジックな佇まい。 その美しい景観を、爽やかでほんのり甘い色彩や、音楽のアートワークを想起させるようなモチーフで表現しています。

ぜひ会場でご覧いただき、リラックスした時間をお過ごしください。

夏 山 讃 歌-南アルプスの歌声-

2023.06.28Wed - 07.06Thu

伊藤 哲哉

南アルプスは、懐の深い山が多く登山口にアプローチするのも大変です。
しかし、一旦山に入れば、そこは天上の楽園が広がっています。夏の山岳は、雪解けの水の音、風や大地の香り、輝く緑、高嶺の花といった豊かな自然を味わうことができ、時には滅多に見ることができない山岳風景に出会うことがあります。
今回は、南アルプス北部の夏山の魅力を伝え、皆さまを実際の山岳に誘うことができると嬉しい限りです。稜線美、山岳の自然風景や登山者をテーマに20点ほど展示します。